近年、新築住宅の間取りから「和室」が減り続けています。 「リビングを広くしたい」という理由もありますが、多くのお客様が和室を諦める背景には、「和室は費用が高い」「洋風のインテリアに合わない」という2つの大きな誤解と悩みがあるようです。
今回は、施工費用のプロ視点と、最新の建具事情から「現代の和室」について解説します。
1. 和室は本当に高いのか? 施工費用の真実
「和室を作ると高くなる」とよく言われますが、これは半分正解で、半分間違いです。実は、和室の「作り方」によって桁が変わるのです。
一般的な洋室を基準(プラスマイナス0円)とした場合、目安となる差額は以下の通りです。
- 本格的な和室(真壁・塗り壁): 洋室より +50万〜100万円以上
- モダンな和室(大壁・クロス): 洋室より +5万〜15万円程度
伝統的な旅館のような「柱が見える壁(真壁)」や「本物のイ草畳」を使えば、職人の手間と材料費で跳ね上がります。これが「和室=高い」というイメージの正体です。 しかし、現在のハウスメーカーで主流の「モダン和室(洋室と同じ壁構造+畳)」であれば、実は洋室とそれほど変わらない金額で実現可能です。とはいってもちょっと高い。
2. 「古臭い・手入れが大変」を解決する技術
もう一つの和室減少の理由は、「障子の張り替えが面倒」「茶色い木枠が白いリビングに浮いてしまう」というメンテナンスとデザインの問題です。
ここで注目されているのが、大手ビルダーでも採用が増えている「モダン障子」です。
- デザイン性: 一般的な白木だけでなく、「ホワイト(白)」や「ブラック(黒)」の色柄が選べるため、モダンなLDKと隣接しても違和感がありません。
- 耐久性: 集成材をオレフィンシート(強化シート)でラッピングしているため、傷に強く、汚れも拭き取りやすくなっています。
- コスト: オーダーメイドの木製建具に比べて価格が抑えられており、新築・リフォーム時のコストダウンにも貢献します。

3. 結論:和室はなくすのではなく「進化」させる
和室には、ゴロンと横になれるリラックス効果や、来客時のスペースとしての利便性があります。 「高いから」「古いから」と諦める必要はありません。
- 構造は「洋室ベース」でコストを抑える
- 建具は「モダン障子」でデザインと耐久性を高める
この2つを意識するだけで、コストを抑えつつ、現代の暮らしにフィットした「新しい和室」が手に入ります。 FUSSASHOPでは、荒間や横繁など4種類のデザインと、モダンな色柄を組み合わせた障子をご提案しています。洋風住宅にこそ似合う、新しい和の空間を取り入れてみませんか?
