障子枠は、和室の雰囲気を保つ上で重要な要素ですが、経年劣化や日常の使用で、傷や汚れ、剥がれといったトラブルが起きやすい部分です。障子紙の張り替えはできても、枠の補修に悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、障子枠の傷や剥がれの補修方法について、ホームセンターで手に入る補修キットの活用法から、枠の交換を伴う本格的なDIY、そしてプロに任せるメリットまで、幅広く解説します。
1. 補修の前に:障子枠の主なトラブルと原因
障子枠の代表的なトラブルは以下の3点です。
- 木部の剥がれやひび割れ: 乾燥や湿度の変化による木材の収縮、または衝撃などが原因です。
- 枠の黒ずみ・シミ: 手垢やホコリ、結露によるカビなどが主な原因です。
- 枠のぐらつき・反り: 経年劣化による接合部の緩みや、湿気による木材の変形が原因です。
2. 手軽に試せる!ホームセンターの補修キットを活用
軽度な傷や剥がれであれば、ホームセンターで販売されている補修キットや道具で対応できます。
(1) 補修キットで傷や剥がれを直す
- 木部用パテ・充填材:
- 用途: 枠の小さなへこみ、ひび割れ、木が欠けた部分などを埋めるのに使います。
- 使用方法: 充填後、乾燥させてからサンドペーパー(紙やすり)で表面を滑らかにし、周囲の色に合わせて着色します。
- タッチアップペン・補修マーカー:
- 用途: 浅い引っかき傷や、パテで埋めた部分の着色に使用します。
- 使用方法: 枠の色に合わせて選び、目立たないように丁寧に塗ります。
💡補修のコツ:
周囲の枠と色を合わせるのが最も難しいポイントです。必ず目立たない場所で試してから本格的な補修を行いましょう。
(2) 汚れを落として枠をキレイにする
黒ずみやカビは、木材を傷めないよう注意深く清掃することが重要です。
- カビ・黒ずみ: 住宅用の中性洗剤を薄めた液を布に含ませて固く絞り、軽く拭き取ります。落ちにくい場合は、木材専用の洗剤や漂白剤を使用する方法もありますが、変色に注意が必要です。
- 手垢・ホコリ: 普段は乾いた布で拭き、汚れが目立つ場合は薄めた中性洗剤を使います。
- 注意点: 障子枠はデリケートなため、水拭き後はすぐに乾拭きし、水分を残さないようにしてください。
3. 枠の交換も可能!本格的なDIY補修
枠の反りやぐらつきが大きい場合、または広範囲の傷や剥がれがある場合は、枠自体を交換する本格的なDIYを検討することになります。
- 障子自体の交換: ホームセンターや建材店で新しい障子枠一式を購入し、入れ替えるのが最も手軽です。
- 枠材の部分交換: 障子枠の構造を理解し、破損した桟(サン)や柱の部分の木材を切り出し、接着剤や釘で接合し直します。高い技術と専門的な工具が必要です。
ユーザー様へ(FUSSASHOPのご紹介):
FUSSASHOP様で販売されているモダン障子は、集成材をオレフィンシートでラッピングしており、従来の木製障子に比べて耐久性が高く、反りや変形が起こりにくいという特徴があります。もし現在の枠が劣化により交換が必要な場合は、モダン障子への入れ替えもご検討ください。
4. プロに依頼するメリットと費用相場
DIYでの補修が難しい、または時間がない場合は、専門業者に依頼するのが確実です。
(1) 専門業者に依頼するケース
- 枠全体の歪みや建付け不良: 障子の開閉に支障がある、または枠が壁に馴染んでいないなど、大掛かりな調整が必要な場合。
- 広範囲にわたる深刻な損傷: 複数の桟や枠全体にひび割れや腐食が見られる場合。
- 美観を重視したい場合: 職人の高い技術で、完璧な仕上がりを求める場合。
(2) 依頼先の選択肢
- 建具店(障子専門店)、リフォーム業者、大工など
- ホームセンターでも提携業者を紹介している場合があります。
(3) 費用相場
費用の目安は、補修内容や障子のサイズによりますが、以下の通りです。
| 作業内容 | 費用相場 (障子1枚あたり) |
| 部分的な補修・清掃 | 数千円〜1万円程度 |
| 障子枠一式の交換 | 1.5万円〜3万円程度 |
※正確な費用は、必ず複数の業者から見積もりを取って確認してください。
まとめ
障子枠の補修は、軽度な傷や汚れであれば市販のキットで対応可能です。しかし、枠が大きく歪んでいる場合や、構造的な問題がある場合は、枠ごとの交換や専門業者への依頼をおすすめします。ご自宅の障子の状態に合わせて、最適な方法を選んでください。
