「障子が破れたから、今度の休みにホームセンターで買ってきて交換しよう」
そう思い立って、メジャーを片手に近所のホームセンターへ車を走らせたことはありませんか? そして、広い資材売り場を何周もした挙句、店員さんにこう言われてしまうのです。
「ああ、障子の本体(枠)は置いてないんですよ。張替え用の紙ならあるんですけどね……」
「えっ、ネットの記事には『ホームセンターで買える』って書いてあったのに!」

この経験をされた方は、実はあなただけではありません。昨今、私の元にも同様の相談が数多く寄せられています。そこから気を取り直してネット通販(ECサイト)を見てみれば、今度は見たこともない専門用語のオンパレード。「荒間?」「横繁?」「寸・分?」。注文フォームは複雑怪奇で、もしサイズを間違えたら返品もできない……。
「もう、どうすればいいの!?」と叫びたくなっているあなたへ。
この記事では、障子業界の現状から、なぜホームセンターに置いていないのか、そして難解な専門用語の「翻訳」、失敗しないネット注文のコツまで、障子の専門家が包み隠さずすべてをお話しします。これを読み終わる頃には、あなたは自信を持って、自宅にぴったりの障子を手に入れる準備ができているはずです。
目次
- なぜ「ホームセンターで障子が買える」という嘘記事が存在するのか
- 障子が店頭に並ばない「本当の理由」
- 【保存版】もう騙されない!障子専門用語の「翻訳」ガイド
- デザイン編(荒間・横繁・縦繁)
- 部材編(組子・框・桟)
- ネット注文の最大の壁「採寸」をクリアする
- ネット通販の選び方:FUSSASHOPが目指す「わかりやすさ」
- まとめ:古い業界だからこそ、賢い買い物を
1. なぜ「ホームセンターで障子が買える」という嘘記事が存在するのか
まず、あなたの怒りを解きほぐすために、ネット上の情報のカラクリをお話ししましょう。あなたが読んだ「障子はホームセンターで買える」という記事。あれは決して悪意があって書かれたわけではないかもしれませんが、決定的な認識の違いがあります。
多くのDIY系記事ライターがイメージしている「障子」は、以下の2パターンのどちらかです。
- 「障子紙(張り替え用の紙)」のこと
- 一部の店舗でごく稀に扱っている「規格サイズ」のこと
確かに「障子紙」や「糊」はどこのホームセンターでも売っています。しかし、木枠を含めた「障子本体」となると話は別です。 また、ネット上の記事は、実際に現場を知らないライターが、他のサイトの情報を切り貼りして書いているケースが多々あります。「建具だからホームセンターにあるだろう」という推測で書かれた記事が、検索上位に来てしまっているのが現状なのです。
あなたが店舗に行って「ない!」と愕然としたのは、あなたの探し方が悪かったわけではありません。情報が実態に即していなかったのです。
2. 障子が店頭に並ばない「本当の理由」
では、なぜホームセンターは障子本体を置かないのでしょうか? キッチン用品やカーテンはあんなに種類があるのに、不思議ですよね。理由は大きく分けて3つあります。
① 日本の家は「生き物」だから
これが最大の理由です。日本の在来工法の家屋は、木でできています。木は呼吸し、年月とともに動きます。また、地震や地盤の影響で、家は必ず微妙に歪みます。 築年数が経った家の鴨居(上枠)と敷居(下枠)の間隔を測ってみると、右端と左端で数ミリ、時には1センチ以上高さが違うことがザラにあります。
ホームセンターで売っている「規格品(決まったサイズ)」を買ってきてハメようとしても、「入らない」か「スカスカで外れる」かのどちらかになりがちです。障子は、その家のその窓枠の「今の歪み」に合わせて作るオーダーメイド(あつらえ)が基本中の基本なのです。そもそも、障子は規格品ではなく、都度開口部に合わせて制作されるものです。
② 在庫リスクが高すぎる
障子は木と紙でできています。広大な売り場に展示している間に、湿気で木が反ったり、紙が日焼けしたり、埃をかぶったりします。デリケートな建具であるため、長期間在庫として置いておくことが非常に難しい商品なのです。
③ 業界の縮小と「すきま風」
悲しいことですが、和室の需要は減っています。新築のマンションに和室がないことも珍しくありません。需要が減れば、大量生産・大量販売を旨とするホームセンターの棚からは消えていきます。いわゆる「斜陽産業」と呼ばれる側面があることは否定できません。
だからこそ、今の時代に障子を手に入れるなら、「ネットでのオーダーメイド」が最も合理的で確実な手段となります。しかし、そこで次の壁、「専門用語」が立ちはだかります。
3. 【保存版】もう騙されない!障子専門用語の「翻訳」ガイド
ネットで障子を探すと、まるで暗号のような言葉が飛び交っています。 「業界用語を使わないとプロっぽくない」と思っている古い体質の業者が多いためですが、ここでは一般の方にもわかるように、これらを完全に「翻訳」します。とまあ、そこまで思っているわけでは無く、実際に素人の方がな「何がわからないの分からない」と言うのが本音。
この章の内容さえ押さえておけば、どこのサイトを見ても迷わなくなります。
デザイン編:要するに「格子の並び方」のこと
障子のデザインを表す言葉は、業者によって呼び名がバラバラで非常に厄介です。しかし、基本は3つのパターンしかありません。
① 荒間(あらま)
- 別名: 荒組(あらぐみ)、荒組子、大荒、荒益子(あらましこ)
- 翻訳: 「ふつうの障子」です。
- 特徴: 縦横の格子の間隔が広く、最も一般的で安価なタイプ。和室といえばこれ、というデザインです。呼び名が一番多いのがこれですが、要は「スタンダードなマス目」だと思ってください。
② 横繁(よこしげ)
- 別名: 横茂、横繁(よこしげ)、横組子
- 翻訳:「横線がいっぱいある障子」です。
- 特徴: 荒間に比べて、横方向の木の棒(桟)の本数が多いデザインです。関東地方で好まれる傾向があり、少しモダンでシュッとした印象になります。
③ 縦繁(たてしげ)
- 別名: 縦茂、竪、竪繁
- 翻訳: 「縦線がいっぱいある障子」です。
- 特徴: 横繁の逆で、縦の棒が多いタイプ。主に関西地方で好まれてきたデザインです。天井を高く見せる効果があると言われています。
【ポイント】 サイトによって「荒組」と書いてあったり「荒間」と書いてあったりしますが、写真を見て「普通のマス目だな」と思ったら、それは全部同じものです。名前の違いに惑わされないでください。
部材編:ただの「棒」と「枠」のこと
次に、障子を構成する部品の名前です。これも日常会話ではまず使いません。
- 桟(さん) / 組子(くみこ)
- これは障子の「中の格子部分(チェック柄の部分)」のことです。
- 「桟が折れた」=「中の細い棒が折れた」という意味です。
- 業者によってはこれらを使い分けますが、一般ユーザーとしては「中の棒=桟か組子」と覚えておけばOKです。
- 框(かまち)
- これは障子の「外側の太い枠」のことです。
- ややこしいのは、建築用語で「玄関框(げんかんかまち)」や「床框(とこかまち)」という言葉があること。これらとは別物で、あくまで「障子の外周フレーム」を指します。
- 「框が太い」=「外枠がしっかりしている」という意味になります。

どうでしょうか? 「荒間の組子が……」と書いてあったら、「ああ、普通のデザインの中の棒のことね」と脳内で変換してください。これだけで、ネット通販のハードルがグッと下がります。
4. ネット注文の最大の壁「採寸」をクリアする
専門用語を理解していざ注文しようとすると、次に現れるラスボスが「サイズ入力」です。 「ミリ単位で測ってください」「失敗しても返品不可」……こんな脅し文句のような注意書きを見ると、注文ボタンを押す手が震えますよね。
でも、恐れる必要はありません。測るべき場所は決まっています。

測るのは「障子」ではなく「枠」
今ついている古い障子のサイズを測ろうとしていませんか? それは間違いのもとです。 測るべきなのは、家の「窓枠(鴨居と敷居の内側のサイズ)」です。
- 高さ(H寸法): 左端、中央、右端の3箇所を測ります。
- なぜ3箇所? → 家が歪んでいる可能性があるからです。
- オーダー時は、「一番短い(小さい)数値」を採用するのがセオリーです(大きい数値に合わせると入らなくなるため)。
- 幅(W寸法): 上部、下部の2箇所を測ります。
- 基本的には枠の内側の端から端までを測ります。
- 溝の厚みと深さ:
- 障子がハマるレールの溝の幅も重要です。一般的には21mm程度が多いですが、古い家だと異なる場合があります。なお、これらは敷居と言われます。
大手ECサイトの入力フォームが複雑なのは、あらゆるプロの要望に応えようとしているからです。しかし、一般家庭の交換であれば、「高さ」「幅」「溝のサイズ」の3点が正確なら、99%うまくいきます。
5. ネット通販の選び方:FUSSASHOPが目指す「わかりやすさ」
ここまで読んで、「理屈はわかったけど、やっぱり自分で測って注文するのは不安……」と思われたかもしれません。 当然です。障子なんて一生に何度も買うものではありません。
私たちFUSSASHOP(フッサショップ)は、そんな「障子迷子」の方々のために存在しています。 私たちは、古臭くて不親切なこの業界の常識を変えたいと思っています。どうも、ネットショップでも説明が多すぎる感じを受けています。そんなに採寸しなくても作れるはずだけど・・・と思う事も少なくありません。
FUSSASHOPのここが違う
- 専門用語を極力排除したご案内 「荒間」などの用語も記載はしていますが、写真を見れば直感的に選べるように工夫しています。難しい漢字の羅列で煙に巻くようなことはしません。
- 不安なら相談できる 「この測り方で合ってる?」「うちの鴨居、ちょっと変なんだけど……」 そんな時は、注文前にお問い合わせください。ネットに詳しくない職人気質の対応ではなく、普通の会話ができるスタッフが丁寧にお答えします。
私たちは、単に障子という「モノ」を売っているわけではありません。「和室をきれいにしたいけれど、どうすればいいかわからない」という「解決策」を提供しています。
6. まとめ:古い業界だからこそ、賢い買い物を
障子業界は、参入障壁が高く、新しい業者が入りにくい世界です。その結果、昔ながらのやり方や古い言葉がそのまま残ってしまい、お客様を置き去りにしてきました。 ホームセンターに行っても売っていない、ネットを見てもちんぷんかんぷん。そのストレスは、業界全体の責任でもあります。
ですが、この記事で「翻訳機能」を手に入れたあなたは、もう大丈夫です。
- ホームセンターになくても焦らない(オーダーが基本だから)。
- 「荒間」や「組子」という言葉に怯えない(ただのデザインと棒のことだから)。
- 家の歪みを考慮して、枠の内側を測る。
これさえ知っていれば、ネットでの障子購入は決して難しいことではありません。 美しい障子が入った和室は、部屋全体を明るくし、心を落ち着かせてくれます。ぜひ、諦めずに理想の障子を手に入れてください。
もし、「やっぱりどこを選べばいいかわからない」「信頼できるお店で、簡単に注文したい」と思われたなら、ぜひ一度、私たちのショップを覗いてみてください。 複雑なプロ仕様のサイトではなく、あなたのために用意されたわかりやすいページでお待ちしています。
高品質なオーダー障子を、わかりやすくお届けします
FUSSASHOPのオーダー障子はこちら(Yahoo!ショッピング店へ移動します)
あなたの和室が、見違えるように美しくなるお手伝いができることを楽しみにしています。
