障子の張り替えや新調を検討している際、「荒間(あらま)」という言葉を目にしたことはありませんか? 実はこれ、日本で最も普及している、あの「普通の障子」のことなんです。
「普通の障子なのに、なんでそんな難しい名前なの?」 「荒組(あらぐみ)とは違うの?」
そんな疑問をお持ちの方へ、今回は障子の王道である「荒間障子」について、専門用語をなるべく使わずにわかりやすく解説します。
そもそも「荒間(あらま)障子」ってどんなデザイン?
「荒間(あらま)」とは、格子(組子)の間隔が広く、大きなマス目になっているデザインのことです。
みなさんが「障子」と聞いてパッと思い浮かべる、あの形。それがまさに荒間障子です。 縦と横の木の枠が、比較的大きな間隔で組まれており、障子紙の白い部分(マス目)が大きく見えるのが特徴です。
- 見た目: すっきりしていて、明るい。
- 雰囲気: 落ち着きがあり、どんな和室にも馴染む。
「荒」という漢字が使われていますが、「作りが荒い」という意味ではありません。「間隔が荒い(広い)」という意味合いですので、ご安心ください。
混乱注意!「荒組」「大荒」…呼び名は違っても中身は同じ?
障子選びで一番つまづきやすいのが、この「呼び名の多さ」です。 業界が古いため、地域や職人さんによって、同じ「荒間障子」のことを以下のように呼ぶことがあります。
- 荒組(あらぐみ)
- 荒益子(あらましこ)
- 大荒(おおあら)
- 荒組子(あらくみこ)
ネットで検索していると、これらが別の種類のように並んでいることがありますが、基本的にはすべて「一般的なマス目の広い障子」を指していると考えて大丈夫です。 (※厳密には寸法の定義がある場合もありますが、一般家庭用としては「スタンダードな形」という認識で問題ありません)
FUSSASHOPでは、こうした難しい用語でお客様が迷わないよう、デザイン(見た目)で選んでいただけるように工夫しています。
荒間障子を選ぶ3つのメリット
「普通のデザインなら、つまらないのでは?」と思われるかもしれませんが、スタンダードであり続けるには理由があります。
1. 部屋が明るくなる
マス目が細かすぎず、木の桟(さん)が少ない分、光を通す面積(障子紙の面積)が広くなります。そのため、外の光をたっぷりと取り込み、お部屋全体を柔らかく明るい雰囲気にしてくれます。
2. 掃除が比較的ラク
障子のホコリは、木の枠(桟)に溜まります。 「縦繁」や「横繁」のように枠が多いデザインに比べて、荒間は枠が少ないため、ハタキをかけたり拭き掃除をしたりする手間が少なくて済みます。
3. コストパフォーマンスが良い
枠の組立てにかかる手間や材料費が、複雑なデザインの障子に比べて抑えられるため、価格もお手頃な場合が多いです。「費用を抑えつつ、和室を綺麗にしたい」という方には最適な選択肢です。
どんな人におすすめ?
- 昔ながらの落ち着いた和室を維持したい方
- 部屋をできるだけ明るく見せたい方
- デザインにこだわりすぎず、費用を抑えたい方
- 賃貸物件や、一般的な住宅の和室のリフォームを考えている方
「縦繁障子」がおしゃれ着なら、「荒間障子」は着心地の良い普段着のような存在です。飽きが来ず、長く愛用できるのが最大の魅力と言えるでしょう。
まとめ:迷ったら王道の「荒間」で決まり!
障子の世界には色々なデザインがありますが、一周回って「やっぱりこれが一番落ち着く」と選ばれるのが荒間障子です。
「ネットで買うのは難しそう…」と不安に思う必要はありません。 「今の障子と同じような、普通の形がいい」 そう思ったら、それは「荒間」を探せばOKです。
FUSSASHOPでは、このスタンダードな荒間障子も、職人が一つひとつ丁寧に製作しています。サイズオーダーも可能ですので、規格サイズが合わない古いお家でも安心です。
定番の「荒間」から、モダンなデザインまで。あなたの和室にぴったりの障子は、以下のリンクからお探しいただけます。当店では色違いも選べます。

