先日、中古住宅を購入されたお客様から一本のお電話をいただきました。50代から60代とお見受けするそのお客様は、開口一番、こうおっしゃいました。
「和室にガラス窓があるんだが、どうもカーテンだと味気なくてね。障子をはめ込みたいと思って、近くのホームセンターに行ったんだが、障子が見つからなかった。どうして売っていないのか、不思議でね。」
このお客様と同じように、「障子を買おう」と考えたとき、まずホームセンターに向かう方は少なくありません。しかし、障子は見つからず、ネット検索に切り替えて、最終的に当店のようなネットショップにたどり着くのです。
この記事では、そのお客様が抱えていた「なぜホームセンターに障子が売っていないのか?」という根本的な疑問から、「ネットで建具を購入しても本当に大丈夫か?」という不安、そして費用を抑えて新しい障子建具を手に入れる方法まで、詳しく解説します。
1. 核心的な疑問:なぜホームセンターに「障子建具」は売っていないのか?
ホームセンターには、木材、ネジ、ガラス、そして障子紙まで、建具の材料はすべて揃っています。にもかかわらず、完成した「障子」そのものが並んでいないのには、明確な理由があります。
1-1. 障子は「既製品」ではなく「オーダーメイド品」だから
その最大の理由は、「障子は、個々の住宅に合わせて作るオーダーメイド品」であるという日本の建具文化にあります。
- 住宅ごとにサイズが違う: 住宅の建て方や築年数によって、障子をはめ込む「鴨居(かもい)」や「敷居(しきい)」のサイズは概ね規格化されているの種類は多くありません。しかし、住宅ごとに窓や設置場所のサイズは異なります。必然的に受注生産品となってしまいます。
- ガタつきが許されない: 既製品では、必ずどこかに数ミリの「遊び」や「ズレ」が生じます。障子は毎日スムーズに開け閉めするものですから、わずかなズレでも開閉が重くなったり、ガタつきが出たりして商品として成立しません。現代の障子はアジャスターが設置されているものが多いので多少のずれは問題ありません。
- 中古住宅は特に難しい: 新築時よりもさらに、年月による家の歪みや反りがあるため、中古住宅の場合は特に、既存の枠に合わせて精密なオーダーメイドが必要になります。開口部が大きい場合、中央部が下がっている事が多いです。
ホームセンターが扱うのは「規格品」「既製品」が中心です。したがって、一つとして同じものがない障子建具を在庫として並べることは、構造的に不可能なのです。
1-2. ホームセンターで売っている「障子関連商品」の正体
ホームセンターで実際に見つかるのは、以下のものです。
- 障子紙、張り替えキット: 障子紙そのものや、張り替えに必要な道具です。
- 障子の材料: 枠を作るための木材や接着剤、組子(格子)を作る部材などです。
- 規格の建具の一部:ごく一部で、マンションなど特定の規格に合わせた建具が少量売られていることがありますが、まず中古住宅の和室のサイズに合うことはありません。
「障子枠のみ」を探していたお客様は、「障子紙ではなく、完成した枠が欲しい」というニーズがあったため、これらの商品では解決できなかったわけです。
2. 中古住宅への障子導入時に生じる3つの大きな不安
中古住宅を購入し、障子の設置を検討される50代・60代のお客様は、伝統的に「建具は建具店や職人さんに依頼するもの」という認識が強いため、特にネット通販に対して大きな不安を抱かれます。これも、先のお客様が心配されていたことです。
2-1. 不安①:建具をネット通販で購入して大丈夫なのか?(配送・設置の不安)
「建具店から職人さんが運んできて設置してくれるのが当たり前」というイメージがあるため、「地方に住んでいるが、自宅まで届くのか?」「どうやって設置するのか?」という点が不安になります。
【不安の解消】
当社のネットショップでは、一部の離島を除き、日本全国どこでも宅配便で配送可能です。職人が配送するわけではありません。
また、設置についてもご安心ください。障子建具の設置は、鴨居(上枠)と敷居(下枠)の溝にはめ込むだけで完了します。専門的な工具や技術は一切不要で、誰でも簡単に行えます。
2-2. 不安②:自宅の特殊なサイズに「ネットのオーダーメイド」が対応できるのか?
中古住宅は特に、長年の歪みや反りによって、和室の枠がまっすぐでないことがあります。正確な建具が作れるのか、という不安です。
【不安の解消】
ネットショップのオーダーメイドは、お客様に「採寸」という最も重要な作業を行っていただくことで成立しています。お客様がミリ単位で採寸した情報に基づき、熟練の職人が工場で制作します。
建具店が現地で採寸するのと同じ工程を、お客様自身で行っていただくため、建具店に依頼するのと変わらない精度の建具を、安価に制作することが可能なのです。
2-3. 不安③:費用相場はいくらなのか?
建具の製作費用は不透明なことが多く、「もし数十万円かかったらどうしよう」という不安があります。
【不安の解消】
先のお客様も価格が分かって安心されましたが、障子建具の新規制作費用の相場は、デザインや素材にもよりますが、1枚あたり大体2万円〜3万円前後が目安となります(障子紙代は別途)。
この価格帯が分かれば、カーテンを購入するのと比較して、予算内で収まることが多く、安心して注文に進むことができます。
3. ホームセンターより確実!障子建具を手に入れるための手順
古いガラス窓の「味気ないカーテン」を外し、新しい障子建具を設置し、和室の落ち着いた雰囲気を取り戻すための、最短ルートをご紹介します。
3-1. ネットオーダーメイドが最適解である理由
建具の購入において、ネットのオーダーメイドショップを利用することは、価格、品質、手間のすべてにおいて、現在最もバランスの取れた選択肢です。
- 価格メリット: 中間マージンや営業経費がかからないため、地元の建具店に依頼するよりも安価になることが多いです。
- 品質: 職人が直接製作するため、品質は折り紙つきです。
- 全国対応: 宅配便で配送されるため、職人さんがいない遠方の地域でも購入可能です。
3-2. 障子建具をネットで購入する際のステップ
必要なのは、正確な採寸と、お好みのデザインを選ぶ時間だけです。
- 正確な採寸: 障子をはめる「溝の内側」の高さと幅を測ります。採寸方法は各ショップで丁寧に案内されています。
- 素材・デザインの選択: 昔ながらの「組子(格子)」のデザインか、現代的なアルミ枠か、お好みで選択します。
- 障子紙の選択: 耐久性の高いプラスチック障子紙(破れにくい)か、伝統的な和紙かを選びます。
- 設置: 届いた建具を鴨居と敷居にカチッとはめ込めば完了です。
【あなたの和室にぴったりの障子建具を制作します】
価格も分かり、安心して購入できるネットショップはこちらです。まずは価格感やデザインだけでもご覧ください。
オーダーメイドの障子建具(障子枠)専門店【Yahoo!ショッピング】
4. 障子導入がもたらす「和の雰囲気」と「実用的なメリット」
お客様が目指していた「味気ないカーテン」からの脱却は、単に雰囲気が良くなる以上のメリットをもたらします。
4-1. 障子が持つ光の「拡散効果」
障子紙は、直射日光を遮りつつ、光を均一に拡散する力を持っています。これにより、和室全体が優しく、均一な明るさに包まれます。これは、日差しが強すぎず、影が濃すぎない、日本家屋特有の落ち着いた空間を生み出します。
4-2. 優れた断熱・保温効果
障子を設置することは、窓と部屋の間に空気の層を一つ増やすことになります。
- 冬場は、窓から伝わる冷気を遮り、部屋の熱が逃げるのを防ぎます。
- 夏場は、強い日差しを遮り、室内の温度上昇を抑えます。
特に中古住宅の古いガラス窓の場合、障子をはめ込むだけで、断熱性能が大幅に向上し、電気代の節約にも繋がるという実用的なメリットがあります。
5. まとめ:不安を解消し、ネットオーダーメイドで理想の和室へ
「障子を購入したい」という明確なニーズをお持ちでありながら、ホームセンターで見つからない、価格が不透明、という不安で足踏みされていたかもしれません。
しかし、あなたの理想とする障子建具は、ネットのオーダーメイドという形で、適正な価格で、全国どこへでもお届けすることが可能です。
採寸の手間はありますが、そのひと手間をかけるだけで、中古住宅の和室は、伝統的で機能的、そして温かい光に包まれた空間へと生まれ変わります。ぜひ、理想の障子づくりに挑戦してください。
