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障子の定番材料「スプルス」とは?当店で一番選ばれている理由を解説

    障子の購入を検討されているお客様から、「材料のところに書いてある『スプルス』って何ですか?」というご質問をよくいただきます。

    聞き慣れない名前かもしれませんが、実はスプルスは障子の世界では最もポピュラーで、当店FUSSASHOPでも圧倒的に注文が多い「スタンダードな木材」なのです。

    今回は、なぜスプルス材の障子がこれほどまでに選ばれているのか、その魅力と特徴について解説します。


    そもそも「スプルス」ってどんな木?

    スプルス(Spruce)は、マツ科トウヒ属の常緑針葉樹です。 北米やカナダの広大な森で育ち、クセが少なく素直な木質を持っていることから、建築材や建具、さらにはバイオリンやギターなどの楽器材としても世界中で愛用されています。

    日本では古くから障子にスギやヒノキが使われてきましたが、現在流通している既製品の障子、特に良質なスタンダード品の多くは、このスプルス材で作られています。

    米唐檜(ベイトウヒ)は、主に北米大陸西海岸(アラスカからカリフォルニア北部)に生育するマツ科トウヒ属の針葉樹、**シトカトウヒ(Sitka Spruce / 学名:Picea sitchensis)**を指す、日本の木材業界における呼び名です。

    文字通り「米国産の唐檜(トウヒ)」を意味します。市場では単に「スプルース」と呼ばれることもありますが、その中でも特に高品質な木材として知られています。

    詳しい特徴や用途は以下の通りです。

    1. 主な特徴

    • 色と木目: 全体的に淡い黄白色から白色で、清潔感のある美しい色合いです。木目はきわめて真っ直ぐ(通直)で、肌目も緻密できれいです。
    • 強度と重さ: 針葉樹の中では比較的軽軟な部類ですが、重さの割に強度が高く、特に粘り強さに優れています。
    • 加工性: 加工がしやすく、表面の仕上がりも滑らかです。乾燥も比較的容易で狂いが少ない部類に入ります。
    • 音響性能: 音を非常によく響かせる(振動特性が良い)という大きな特徴があります。

    2. 主な用途

    その優れた特性から、多岐にわたって利用されています。

    かつては、軽くて強い特性を活かし、航空機の機体やプロペラの材料としても重要な役割を果たしました。

    楽器材(特に有名):

    音響特性が非常に優れているため、ピアノの響板、アコースティックギターのトップ材(表板)、バイオリンの甲板など、高級楽器の材料として世界的に重宝されています。

    建具・内装材:

    白く美しい木肌と加工性の良さから、障子や襖(ふすま)の骨組み、鴨居・敷居、長押(なげし)などの和室造作材として人気があります。

    建築用材:

    一般住宅の柱、梁などの構造材や、羽目板などにも使われます。

    当店でスプルス障子が一番人気の3つの理由

    FUSSASHOPでは「モダン障子(シートラッピング)」も扱っていますが、やはり一番のご注文をいただくのは、この天然木のスプルス障子です。なぜ多くの人に選ばれているのでしょうか?

    1. 和室を明るくする「美しい白さ」

    スプルスの最大の特徴は、透き通るような白黄色の木肌です。 この明るい色味は、白い障子紙と非常に相性が良く、取り付けるだけで和室全体がパッと明るい雰囲気になります。「障子といえばこの色」という安心感も人気の理由です。

    2. 本物の木ならではの「質感と温かみ」

    モダン障子がシートで木目を再現しているのに対し、スプルス障子は100%天然の無垢材です。 近くで見たり触れたりした時の木の優しさ、ほのかな木の香り、そして呼吸する素材としての調湿作用。これらはやはり本物の木にしか出せない魅力です。

    3. 優れたコストパフォーマンス

    スプルスは供給量が安定しているため、ヒノキなどの高級材に比べて価格が抑えられています。 「安かろう悪かろう」ではなく、**「加工精度が高く、美しく、手頃」**という非常にバランスの取れた優秀な材料なのです。


    「日焼け」は天然木の証(あかし)

    スプルス材について、「日焼けしませんか?」と聞かれることがあります。 結論から言うと、天然木ですので日焼けはします。

    最初は白っぽい色ですが、何年も使っていくうちに、紫外線によって徐々に深い飴色(あめいろ)へと変化していきます。 しかし、和室においては、この変化こそが**「味わい」**となります。畳の色が変わり、柱の色が馴染んでいくように、障子の枠もまた、家と共に時を刻んでいく。その経年変化を楽しめるのが、スプルス障子の良さでもあります。


    どちらを選ぶ?「スプルス障子」と「モダン障子」

    当店では、お客様のニーズに合わせて2つのタイプをご用意しています。

    • スプルス障子(スタンダード)
      • こんな方におすすめ: 木の風合いを大切にしたい、王道の和室を作りたい、コストパフォーマンス重視。
      • 特徴: 当店一番人気。明るい白木の色合いと、経年変化による味わいが楽しめます。
    • モダン障子(ラッピング材)
      • こんな方におすすめ: 絶対に変色させたくない、黒や真っ白な枠が欲しい、水拭きなどのお手入れを楽にしたい。
      • 特徴: 木材にオレフィンシートを巻いたもの。色柄が選べて耐久性が高いのが特徴です。

    まとめ:迷ったら「スプルス」が間違いなし

    特別な色の指定や、特殊な環境でない限り、まずはスタンダードなスプルス障子を選んでいただければ間違いありません。どんな和室にも馴染み、長く愛用していただけるはずです。

    FUSSASHOPでは、職人が丁寧に仕上げたスプルス障子をサイズオーダーでお届けしています。 「うちの窓にはどのサイズが良いの?」といったご相談も、ヤフーショッピング店でお待ちしております。


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