障子のカタログや販売サイトを見ていると、「荒組(あらぐみ)」や「マス目」といった言葉に混じって、「吹き寄せ(ふきよせ)」という言葉を目にすることはありませんか?
「なんとなく普通の障子と違うのは分かるけど、具体的に何? メリットはあるの?」 今回は、そんな疑問にお答えします。実はこの「吹き寄せ」、名前の由来を知るともっと好きになる、日本人の感性が詰まったデザインなんです。
1. 「吹き寄せ障子」ってどんなデザイン?
普通の障子は、縦と横の桟(さん=木の棒の部分)が等間隔に並んでいますよね。 これに対し、「吹き寄せ障子」は、桟を数本ずつ(2本や3本)寄せて配置し、その次は少し間隔を空ける…というリズムを作ったデザインのことを指します。
等間隔のマス目が「整然とした美しさ」なら、吹き寄せは「リズム感のある美しさ」です。
- 普通の障子: |||||||||| (等間隔)
- 吹き寄せ障子: || || || (束になっている)
2. 名前の由来は「秋の落ち葉」
なぜ「吹き寄せ」という名前なのでしょうか? これは、「風が吹いて、落ち葉が一箇所に吹き寄せられた様子」に見立てて名付けられたと言われています。何ともロマンティックで趣がありますね。
また、煮物料理や和菓子でも、色々な種類の具材を集めたものを「吹き寄せ」と呼ぶことがありますよね。 等間隔に並べず、あえて「寄せる」ことで余白を楽しむ。この非対称な美しさは、非常に日本的なデザインと言えます。
3. 他の呼び方はあるの?
基本的には「吹き寄せ(障子)」と呼ばれますが、その寄せ方によって呼び名が変わることがあります。
- 縦吹き寄せ: 縦の桟だけを寄せたもの(スッキリして天井が高く見えます)
- 横吹き寄せ: 横の桟を寄せたもの
- 吹き寄せ荒組: 間隔を広くとった吹き寄せ
カタログなどでは単に「デザイン障子」や「モダン障子」のカテゴリーに含まれていることもありますが、正式名称はこの「吹き寄せ」です。
4. 吹き寄せ障子を選ぶメリット
では、普通の障子ではなく「吹き寄せ」を選ぶメリットは何でしょうか?
① 部屋がモダンで広く見える 等間隔の障子は「和室!」という主張が強いですが、吹き寄せは独特のリズムがあるため、洋室やモダンなリビングにもよく馴染みます。また、桟の間隔が広い部分ができるため、視界が抜けやすく、部屋が広く感じる効果もあります。和モダンの印象を強めたいホテルなどで利用されるケースも多いです。
② 光を多く採り込める 桟が集中している部分と、広い空間(障子紙だけの部分)のメリハリがあるため、外の光を柔らかく、かつたっぷりと採り込むことができます。
まとめ:こだわり派には「吹き寄せ」がおすすめ
「普通の障子だと、なんだか公民館みたいでつまらない…」 「和室だけど、古臭くしたくない」
そんな方には、この「吹き寄せ障子」がぴったりです。 当店FUSSASHOPでも、職人が丁寧に組んだ吹き寄せデザインのオーダー障子をご用意しています。
「うちは普通のサイズじゃないから…」という方もご安心ください。オーダーメイドなら、ご自宅の窓に合わせて、この美しい「吹き寄せ」のリズムを再現可能です。
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