「障子の枠が古くなったから、自分で新しく作ってみようかな」 「ホームセンターで木材を買えば、安く済むはず!」
今、PCやスマホの前で「障子枠 作り方」と検索し、やる気に満ち溢れているあなた。その素晴らしいDIY魂には心から敬意を表します。自分の手で住まいを良くしようとする姿勢、本当にかっこいいです。
しかし、長年家の補修や木工DIYを見てきた経験から、あなたにどうしてもお伝えしたい「不都合な真実」があります。
悪いことは言いません。ちょっとだけ手を止めて聞いてください。
障子枠に関しては、「自分で作るより、買った方が圧倒的に安くて楽」**です。
「えっ、材料費だけの方が安上がりに決まってるじゃん」と思いますよね。ですが、そこには多くの人が陥る「落とし穴」があるのです。
なぜ、あえてDIYをおすすめしないのか。その具体的な理由を3つに絞って解説します。これを読んでから判断しても遅くはありませんよ!
理由1:DIY最難関レベル?「ミリ単位の精度」が命取りになる
障子枠って、一見するとただの四角い木の枠に見えますよね?「ノコギリで切ってボンドで貼ればなんとかなる」と思いがちです。
しかし、障子は日本の建具の中でも、実は非常に繊細な部類に入ります。
1ミリの歪みで「開かずの障子」に
障子は、鴨居(かもい)と敷居(しきい)のレールの上をスムーズに滑らなければなりません。もし、枠が1ミリでも歪んで平行四辺形になっていたり、ねじれていたりしたらどうなるでしょう?
- 途中でつっかえて動かなくなる
- 閉めた時に隙間ができる
- そもそもレールにはまらない
こんな悲劇が起こります。垂直・水平・直角を完璧に出すのは、プロでも気を使う作業なのです。
複雑すぎる「組子(くみこ)」の技術
障子紙を貼るための、縦横の細い桟(さん)。あれを「組子」と言います。あれはただ接着剤で貼っているわけではありません。
木と木が交差する部分に、互いに精巧な切り込みを入れて、パズルのように組み合わせているのです。この加工を隙間なく、しかも何十箇所も行うのは、熟練の職人技が必要です。初心者がやると、どうしても隙間だらけのガタガタな仕上がりになってしまいます。
理由2:材料費だけじゃない!まともな道具を揃えると「数万円」コース
「家にあるノコギリと金槌でなんとかなるでしょ」と思っていませんか?
残念ながら、障子枠を実用レベルで作ろうとすると、それだけでは太刀打ちできません。精度を出すために、以下のような専門的な道具が欲しくなってきます。
- トリマー(電動工具): 敷居を滑るための「溝」を掘ったり、角をきれいに処理するために必須。これがないと非常に厳しい戦いになります。
- 精度の高いノコギリとガイド: 0.5ミリの狂いもなく真っ直ぐ切るための道具。
- ハタガネ・クランプ(固定器具): 接着剤が乾くまで、歪まないようにガッチリ固定する器具。最低でも4本以上は必要です。
- カンナ・サンドペーパー類: スムーズな開閉のために、表面をツルツルに仕上げる必要があります。
これらをイチから揃えようとすると、軽く数万円はかかります。「安く済ませるはずが、道具代で大赤字」という、DIYあるあるの典型例です。
理由3:あなたの貴重な「週末」が潰れます。時給換算してみて!
これが最大の理由です。障子枠作りは、想像以上に時間がかかります。
- 正確な設計図を書く
- ホームセンターで「反り」のない真っ直ぐな木材を選別する(これが超難しい!)
- 木材を正確無比にカットする
- 何十箇所もの複雑な切り込み加工をする
- 歪まないように組み立てて接着する
- ひたすらヤスリがけをして仕上げる
慣れていないと、この工程だけで貴重な週末が何日も潰れてしまうでしょう。もし途中で失敗して材料を買い直すことになれば、さらに時間とお金が飛んでいきます。
あなたの貴重な休日の時間を、時給に換算してみてください。
「材料費+高額な道具代+あなたの膨大な手間賃」。これらを合計すると、実はプロが作った既製品を買うよりも、はるかに高くついてしまうことがほとんどなのです。
結論:「規格外のサイズだから」という人こそ、ネット注文が正解
ここまで読んで、「でも、ウチの障子は古い家でサイズが規格外だから、自分で作るしかないんだよ」と思った方。
ご安心ください。令和の今は、それが解決策にはなりません。
今はネット通販で、驚くほど簡単に**「1ミリ単位のサイズオーダー障子」**が注文できます。
- プロの品質: 歪みがなく、開け閉めが驚くほどスムーズ。丈夫で長持ち。
- 実はコスパ最強: 道具を揃えたり、失敗するリスクを考えれば、結果的に安い。
- めちゃくちゃ楽: 家でサイズを測ってスマホで注文するだけ。届いたらそのままハメるだけ。
昔のように建具屋さんを探して頼み込む必要もありません。楽天やYahoo!ショッピング、専門店のサイトで簡単にオーダー可能です。
まとめ:賢いDIYは「引くべきところを知る」こと
DIYの楽しさは否定しません。しかし、障子枠作りは「木工の中では上級レベル」であり、「最もコスパが悪いDIY」の一つと言えます。
苦労して何日もかけて作ったのに、「結局うまく閉まらない…」なんて悲しい結果にならないためにも。
まずは一度、スマホで「障子 オーダー」と検索して、価格をチェックしてみてください。「えっ、この値段で買えるの?じゃあ頼もう」となる可能性が高いですよ。
浮いた時間と労力で、もっと楽しくて効果的な他のDIYに挑戦するのが、賢い選択ではないでしょうか。
